近代国家は「福祉国家」であるといわれています。それだけに社会保障の充実は、国や地方公共団体の大切な仕事のひとつです。そのために、国、奈良県、県内市町村とも多額の予算を充てています。
生活保護をはじめ、病気やけがをしたときに、安い費用で治療が受けられることや、老後も安心して暮らすことができるといったことなどは、福祉の充実によるお陰なのです。
高齢化により増大する社会保障関係費
社会保障制度の基本は保険料による支え合いですが、保険料のみでは負担が現役世代に集中してしまうため、税金や借金も充てています。このうちの多くは借金に頼っており、わたしたちの子や孫の世代に負担を先送りしている状況です。
高齢化に伴い社会保障の費用は増え続け、税金や借金に頼る分も増えています。